OPECプラスで自主減産を実施している有志7ヶ国の原油生産量
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石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」で自主減産を実施しているサウジアラビア、ロシア、イラクなど有志7ヶ国は、7月5日にオンラインで閣僚級会合を開催し、8月は日量18.8万バレル増産することを決定しました。増産幅は6月、7月と同じで、増産を再開した4月から5ヶ月連続で増産となります。このペースが維持された場合、7ヶ国による自主減産は9月に終了する可能性があります。
5月にアラブ首長国連邦(UAE)がOPECを脱退したのに続いて、前月末にロイター通信などが生産枠の大幅な拡大が認められなければイラクがOPECからの脱退を検討していると報じましたが、小幅の増産継続で合意し、結束を示した形となっております。
6月に米国とイランは戦闘終結に向けた覚書で合意し、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の航行が一部回復。原油市場が供給不足から一転、供給過多に陥るとの見方が出ております。
ただ、機雷の除去や護衛体制など安全航行を確保するための整備や輸送タンカーの手配のため、ホルムズ海峡の正常化には時間が掛かるとの見方は多いようです。また、イランの攻撃で損傷を受けた湾岸諸国のエネルギー関連施設の修復や再稼働にも時間を要するとの見方から、多くの国々は割当量の達成が難しいとみられております。次回会合は8月2日に開催予定。
「OPECプラス」は、有志8ヶ国(現在は7ヶ国)の自主減産(日量220万バレル)を昨年9月で終了し、2026年まで続ける予定であった有志国による自主減産枠日量166万バレルの減産を、昨年10月から前倒しで縮小を開始。米国やブラジルなどが供給量を増やす中、価格維持よりも市場シェアの回復を優先する姿勢を示したものの、市場で供給過剰への懸念が拡がる中、昨年11月に2026年1-3月期の増産計画を一時停止する方針を決定。中東情勢の緊迫化を受けて原油供給が懸念される中、4月から増産を再開しました。
「OPECプラス」は、原則として参加国全体が実施している日量200万バレルの協調減産と、有志国による自主減産(自主減産枠日量166万バレル、昨年12月時点で日量124万バレル)を行っております。
※有志7ヶ国・・・・ロシア、サウジアラビア、クウェート、イラク、アルジェリア、カザフスタン、オマーン
◆OPEC加盟国の産油量、6月は前月比日量330万バレル増
ロイター通信によると、石油輸出国機構(OPEC)加盟国の6月原油生産量は前月比日量330万バレル増の日量1943万バレルとなった模様。米国とイランが戦闘終結に向けた覚書で合意し、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の航行が一部回復する中、2000年以降で最も少なかった前月から急回復したようです。ロイター通信によると、クウェートは日量165万バレルと、前月(日量58万バレル)から急回復。イランも大幅増となった模様。サウジアラビアとイラクも生産を拡大。イランとの戦争の影響を受けなかったナイジェリアとリビアも増産した模様。
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