南アフリカの白金生産量

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貴金属調査会社メタルフォーカスの年次リポートによると、世界最大の白金生産国である南アフリカの2021年の白金生産量は145.5トンで、世界生産(195.9トン)の74.3%を占めました。

南アフリカの白金鉱山では、3 年に1度の賃金交渉が行われております。世界最大の白金鉱山会社アングロ・アメリカン・プラチナ(アムプラッツ)は、既に5年契約の1100ランドの賃上げで合意しました。

世界3位のシバニェ・スティルウォーターは、金鉱山で3月から3ヶ月に及ぶ鉱山ストが続いておりましたが、1年目に毎月1000ランド、2年目は900ランド、3年目は750ランド引き上げることで、鉱山労働者建設組合連合(AMCU)や全国鉱山労働組合(NUM)などの労働組合と賃金協定で合意しました。そのため、会社側は白金鉱山でも1000ランドの賃上げで交渉すると見られておりますが、アムプラッツの合意額よりも低いため、労働組合側は1100ランドの賃上げを要求するものと見られております。

なお、現地の報道によると、世界2位のインパラ・プラチナム(インプラッツ)のルステンブルク鉱山で、南アフリカの全国金属労働者連合(NUMSA)が、鉱山ストを開始した模様。

ただ、インパラのスポークスマンは、NUMSAのメンバーは鉱山労働者45000人のうち3000人しかおらず、ストは9本のシャフトのうち2本に限定されているため、影響は限定的であると述べております。

 

鉱山会社別 白金生産量の割合

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