カナダの政策金利

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カナダ銀行(中央銀行)は12月11日に、主要政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.50%引き下げて、3.25%にすることを決定しました。利下げは5会合連続。雇用情勢が悪化する中、景気を下支えるため、前回会合に続いて通常の2倍に当たる大幅な引き下げを決めております。

声明公表後の記者会見で、マックレム総裁は大幅利下げを決めた理由について、インフレ率が今夏以降、中銀目標の2%付近で推移しており、理事会では顕著な金融引き締め策は「もはや必要ないという見解で一致した」と説明。政府の来年の移民受け入れ削減計画が成長率の押し下げ要因になるとの見方なども示しました。

また、トランプ次期米政権がカナダの輸出品に対して新たな関税を課す可能性があり、経済見通しの不透明感を強めているとの懸念を表明。トランプ氏の主張通り大幅な引き上げが実行されるか分らないが、導入された場合には「カナダ経済に多大な混乱を

もたらすだろう」と述べております。

 

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