ゴムRSS3(中心限月)
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先週末のゴムRSS3(中心限月)は、前営業日比0.4円高の331.7円で終了。
円安基調が一服したために上値の重い展開となり、330円を挟んだ揉み合いが継続。12月17日に321.2円まで下げる場面も見られたものの、引き続き節目の320円を維持したことから、安値は買い拾われて反発。翌18日に一時335.9円まで上昇するも、高値を維持することは出来ず。
独自材料に乏しいものの、季節的に産地のウインタリング(落葉期)が意識される時期に入って行く中、押し目は買い拾われ易くなっているようです。10月6日を起点としたアップ・トレンドを形成する中、このままMACDがゴールデン・クロスとなり、11月28日の高値344.4円から12月5日の安値321.1円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の61.8%戻し水準335.5円を上抜くようですと、再度340円超えを試すことも想定されます。
なお、JPXが集計した12月10日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は2165トンで、11月30日時点(2700トン)に比べて535トン減少(入庫は235トン、出庫は770トン、前年同時期の在庫は2122トン)。4旬連続で減少となっております。
◆EUの森林破壊規制、施行を再延期
欧州議会は12月17日に、熱帯雨林などの減少に歯止めを掛けるための森林破壊規制(EUDR)の施行を、1年間再延期することを承認したと発表しました。再延期は12月4日に、欧州連合(EU)加盟国の間で合意されていました。
EUDRは、大企業に関しては2026年12月30日、個人や従業員50人未満で対象商品の売り上げ規模が年間1000万ユーロ未満の小規模事業者は、2027年6月30日から適用される予定。また紙製品の中で、出版物は適用を除外されております。
生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫
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検索用/上海ゴム
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