ゴムRSS(中心限月、日足)
↓クリックすると拡大します↓
ゴムRSS3(中心限月)は、5月28日から6月3日まで5営業日続落。5月30日は急落となり、一目均衡表の雲を下抜けて、5月7日以来の300円割れで終了。その後も下値を切り下げる中、6月3日に280.0円まで下げる場面も見られております。
ただ、節目の280円を維持したことから、突っ込み売り警戒感が台頭。売り方のショート・カバー(買い戻し)を中心に買い拾われる中で反発に転じ、6月5日に290円台を回復。翌6日に297.3円まで上昇する場面も見られております。
産地タイは減産期が明けて、増産期に入る時期であり、ファンダメンタルズ的に上げづらい時期となります。実際、後述のように市場指定倉庫在庫は増加傾向にあります。
ただ、先週トランプ米大統領と中国の習近平国家主席が電話会談を行い、週明けに閣僚級の会合を開始したことを受けて、米中間の通商協議が進展し、中国の需要が回復するとの期待が高まっております。
テクニカル的にも「Wボトム型」が意識され始める中、目先は5月27日の高値330.2円から6月3日の安値280.0円の下げ幅をフィボナッチリトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準299.2円を上抜くことが出来るか注目されます。300円台を回復するようだと、半値戻し水準305.1円を意識した動きになることも想定されます。
JPXが集計した5月31日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は6505トンで、5月20日時点(5903トン)に比べて602トン増加。7旬連続で増加となっております(入庫は1021トン、出庫は419トン、前年同時期の在庫は8277トン)。
生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫
↓クリックすると拡大します↓
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。