ゴムRSS(中心限月、日足)
↓クリックすると拡大します↓
先週末のゴムRSS3(中心限月)は、前営業日比3.7円安の349.7円で終了。
トランプ米政権の関税政策を巡る先行き不透明感が強まる中で軟調な地合いが継続。一目均衡表の雲でレジスタンスを受ける中で上値が重い一方、200日平均線でサポートされる中、辛うじて360円を維持していたものの、3月5日に急落。翌6日に一時347.6円まで下げる場面も見られるなど、年初来安値を更新しております。
相対力指数(RSI)が節目の30%に近付く中、突っ込み売り警戒感が強まり、350円辺りで下げ止まっております。産地タイの現物価格は、減産期に伴い底堅く推移していることから、自律反発の動きも出て来そうですが、円高基調に加えてMACDが下げ基調を強める中、このまま200日平均線を上抜くことが出来なければ、一段安になる可能性がありそうです。
昨年4月25日の安値297.2円から今年2月8日の高値394.9円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の61.8%押し水準344.0円を維持出来ない様ですと、昨年11月14日の安値340.0円や昨年4月25日を起点としたアップ・トレンド辺りまで下げて来ることも想定されます。
なお、JPXが集計した2月28日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は4024トンで、2月20日時点(3874トン)に比べて150トン増加。10旬連続で増加となり、昨年8月20日(4136トン)以来となる4000トン台を回復しております(入庫は441トン、出庫は291トン、前年同時期の在庫は8253トン)。
生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫
↓クリックすると拡大します↓
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。