ゴムRSS(中心限月、日足)
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先週末のゴムRSS3(中心限月)は、前営業日比1.2円安の290.9円で終了。
4月9日に281.0円まで下げる場面も見られたものの、突っ込み売り警戒感が台頭する中、売り方のショート・カバー(買い戻し)を中心に買い拾われて反発。4月14日に一時305.0円まで上昇するなど、6日営業日ぶりに300円台に戻したものの、勢い続かず。米ブルームバーグ通信が、中国政府が国内航空各社に米ボーイングの航空機を受け取らない様に命じたと報じたことから、米中貿易戦争が激化するとの警戒感が改めて強まった様です。戻り売りを浴びる中、再度290円を割り込む場面も見られております。
円高基調に加えて、トランプ関税により需要が減退するとの懸念が根強い中、300円付近では売られ易い一方、産地の減産期が意識され易い時期であることに加えて、相対力指数(RSI)は依然として30%前後で推移しており、280円付近では突っ込み売り警戒感が強い様です。MACDが下げ止まる中、目先は290円付近で値固め出来るか注目されます。
なお、JPXが集計した4月10日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は4165トンで、3月31日時点(4074トン)に比べて91トン増加。2週連続で増加しております(入庫は513トン、出庫は422トン、前年同時期の在庫は9133トン)。
最後に、マレーシア統計局が4月14日に発表した2月ゴム統計(速報値)によると、天然ゴム生産量は前年同月比21.3%増の3万6005トンでした。輸出は0.4%減の5万4847トン、輸入は19.7%減の10万7925トン。2月末時点の天然ゴム在庫は10.1%減の20万6762トン。
生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫
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