ゴムRSS(中心限月、日足)

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ゴムRSS3(中心限月)は前営業日比6.3円高の394.4円で終了。

1月中国製造業PMIが2ヶ月連続で低下となり、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を4ヶ月ぶりに下回ったことを受けて、1月27日に376.7円まで下げるなど、4営業日ぶりに380円を割り込みました。ただ、翌1月28日は急反発。1月29日に1月17日の高値387.7円を上抜くなど、その後1月28日から31日まで4営業日続伸中。本日は一時394.7円まで上昇し、年初来高値を更新。昨年10月23日以来の390円台を回復しております。

国内市場は上海主導の展開が続いて来たものの、上海市場は1月28日から春節(旧正月)に伴う連休で休場となっており、今週は株価の動きに反応し易かった様です。

来週は連休明けとなる2月5日の上海市場の動きが焦点となりそうです。季節要因的に弱気にはなりづらく、産地価格も上昇基調にあります。引き続き堅調な値動きが想定されます。昨年10月8日の高値419.7円から同11月14日の安値340.0円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の61.8%戻し水準389.3円を上抜いただけに、390円を維持しつつ、昨年10月9日以来となる400円台を意識した動きになって行くか注目されます。

とは言え、トランプ米大統領は1月30日に、カナダとメキシコに対して25%の関税を課すと改めて表明。また、2月1日から実施する可能性があり、対応次第で税率が上がることを示唆しております。中国に対しても関税を引き上げる可能性があり、関税強化によって市場のリスクオフ姿勢が強まればゴムも売られる可能性がありそうです。

なお、JPXが集計した1月20日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は3075トンで、1月10日時点(2876トン)に比べて199トン増加。6旬連続で増加しております(入庫は476トン、出庫は277トン、前年同時期の在庫は6240トン)。

 

生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫

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