ゴムRSS(中心限月、日足)

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先週末のゴムRSS3(中心限月)は、前営業日比6.1円安の349.2円で終了。週明けも軟調な地合いが続いております。

3月21日から26日まで4営業日続伸。3月24日に3月6日以来の350円台を回復し、翌25日に358.5円まで上昇する場面も見られております。

ただ、200日平均線がレジスタンスとして意識される中、一段高とはならず。トランプ米政権の関税政策を巡る先行き不透明感から、投資家のリスクオフ姿勢が強まっていることに加えて、トランプ米大統領は、4月3日から全ての輸入車に対して25%の関税を課すと発表。例外は認めないとしており、需要が鈍化するとの懸念が上値を抑えた様です。

3月28日に357.7円まで上昇するも、引き続き200日平均線を上抜くことが出来ず。投資家のリスクオフ姿勢が強まる中、一時348.8円まで下げるなど、5営業日ぶりに350円を割り込みました。週明けも軟調に推移しており、一時341.1円まで下げる場面も見られております。

350円台を回復する様ですと、2月3日の高値394.9円から3月11日の安値325.3円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準351.9円、次いで200日平均線超えを試す展開が続きそうです。

一方で、このまま350円台に戻せない様ですと、MACDの上昇が鈍化し始めているだけに、2週間前のレンジである340円台で揉み合う展開が想定されます。

なお、JPXが集計した3月20日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は4017トンで、3月10日時点(4112トン)に比べて95トン減少。12旬ぶりに減少に転じております(入庫は374トン、出庫は469トン、前年同時期の在庫は8753トン)。

 

生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫

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