ゴムRSS(中心限月、日足)

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ゴムRSS3(中心限月)は前営業日比5.0円安の368.7円で終了。

1月31日に昨年10月23日以来の390円台を回復。2月3日に394.9円まで上昇し、年初来高値を更新したものの、昨年10月9日以来となる400円台には届かず。トランプ米政権がカナダ、メキシコおよび中国からの輸入品に追加関税を課すかどうかを巡る不透明感が拡がる中で反落。4日、5日と大幅続落となり、7日に372.5円まで下げる場面もみられております。トランプ米政権がメキシコ、カナダに対する追加関税の発動を1ヶ月先送りにすると発表した一方、中国に対しては予定通りに追加関税を発動。それに対し、中国も報復措置を行うなど、早くも貿易戦争が激化しそうな気配が出始める中、春節(旧正月)に伴う大型連休明けとなった上海市場が反落したことが嫌気された様です。

トランプ米大統領と習近平国家主席が近く電話協議すると見られる中、その後は様子見ムードが強まり、1月7日の安値351.0円から2月3日の高値394.9円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準373.0円辺りで揉み合っていたものの、週明け10日に366.0円まで下げる場面もみられるなど、節目の370円を割り込んでおります。

テクニカル的にMACDが下げ基調を強める中、61.8%押し水準367.8円を維持出来ずに、雲を下抜けてしまう様ですと、360円辺りまで下げて来る可能性がありそうです。

なお、JPXが集計した1月31日時点の生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫は3318トンで、1月20日時点(3075トン)に比べて243トン増加。7旬連続で増加しております(入庫は710トン、出庫は467トン、前年同時期の在庫は7017トン)。

 

生ゴム(RSS)市場指定倉庫在庫

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