NY原油
↓クリックすると拡大します↓
米金融大手ゴールドマン・サックスは8月7日付リポートで、世界的な景気後退懸念などを受けて、原油価格は下落しているものの、現在の供給不足はここ数ヶ月の予想を大幅に上回っており、原油価格が上昇する可能性は依然として高いとの見解を示しました。
現在の価格では持続不可能な供給不足が続くとの見方を示し、需給バランスを維持するには、「現在進行中の景気減速に加えて需要破壊」が必要になると警告。ゴールドマンによると、6、7月のブレント原油平均価格は1バレル=110ドルに対して、ブレントを基準とした世界燃料小売価格は1バレル=160バレルで取引されており、供給不足の解消に向けた需要破壊を引き起こすには十分な水準になっていないと指摘しております。
なお、ゴールドマンは2022年第3四半期のブレンド原油平均価格を1バレル=110ドル(従来見通しは140ドル)、第4四半期は125ドル(従来見通しは130ドル)とし、従来見通しから共に下方修正しました。2023年は125ドルで据え置いております。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。