米金融大手ゴールドマン・サックスは3月12日に、今年10-12月期の原油価格見通しについて、ブレント原油は1バレル=71ドル(従来見通しは67ドル)、WTI原油を66ドル(従来見通しは62ドル)にそれぞれ引き上げました。米国とイスラエルによるイランへの攻撃に伴い、ホルムズ海峡が事実上封鎖される中、原油輸送の混乱が長期化するとの予想を反映したとしております。
ゴールドマンは、ホルムズ海峡の石油輸送が通常の1割に停滞する状態が21日間続き、その後30日掛けて徐々に回復するとの見方を示しました。前回見通しでは停滞期間を10日間と予測していました。
3~4月のブレント価格は平均98ドルを予測。その後10-12月期までに71ドルに下落すると想定。ただ、混乱が1ヶ月に及ぶとする上向きのリスクシナリオでは、ブレントは3~4月に平均110ドルに達し、10-12月期までに76ドルに下落すると予測しております。また、今月一杯輸送が滞れば、WTI原油価格は2008年に記録した最高値の147.27ドルを上回る可能性もあると指摘しました。
◆JPモルガン、原油供給減、来週末までに日量1200万バレル
米金融大手JPモルガンは3月13日レポートで、原油の供給減が来週末までに日量1200万バレル近くに達するとの見方を示しました。
同社は「商用タンカーの航行が極めて制限された状態が続いている。(航行している)大半はイランの船で、おそらく中国に向かっている」と指摘。ホルムズ海峡閉鎖前にペルシャ湾岸諸国を出発した船が現在目的地に到着しつつあるものの、新規の荷積みはおおむね止まっているとしております。
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