米金融大手ゴールドマン・サックスは、2026年12月時点のブレント原油価格は1バレル=85ドル、WTI原油価格は80ドルと予測。従来見通しから、共に5ドル引き上げております。中東リスクが来年まで続くとの見方が理由。2027年はブレント原油が80ドル、WTI原油は75ドルと予測しております。

ゴールドマンは、2027年の湾岸地域の平均産油量が2月末の戦闘開始前の水準を日量400万バレル下回る状態が続いた場合、ブレント原油は120ドルを超えて上昇する可能性があると指摘。一方、下振れシナリオとしては、平均産油量2月末以前の水準を日量100万バレル上回るまで回復した場合、ブレント原油は2027年に60ドル台まで下落する可能性があるとしました。なお、同社の基本シナリオでは、供給不足は日量50万バレルにとどまると想定しております。

また、米金融大手シティグループは9月3日付レポートで、2026年4-6月期のブレント原油平均価格を、従来見通しの1バレル=80ドルから86ドルに引き上げました。ホルムズ海峡再開までの期間が想定より長引くとの見方が理由。2026年10-12月期は70ドル、2027年については65ドルで据え置いております。

シティは、「イランは通貨急落と、ここ数週間の石油収入喪失で経済が打撃を受けており、封鎖の早期打開を試みる動機がある」と指摘。また、近く中東で緊張が高まり、最終的には交渉に向けたもう一段の大きな動きにつながるか、あるいはその他の要因から2026年10-12月期にホルムズ海峡が再開されるとの見方を示しております。

なお、豪銀行大手オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)も、短期のブレント価格見通しを95ドルに引き上げております。在庫が減少する中、市場は「微妙な調整局面」に入っており、在庫の回復には一段の需要減退が必要になるとしております。

 

 

 

 

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