産油国の財政均衡原油価格(2023年)

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サウジアラビアは9月5日に、9月まで延長するとしていた日量100万バレルの自主減産をさらに12月末まで3ヶ月延長すると発表しました。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国でつくる「OPECプラス」による協調減産の取り組みを強化し、原油価格を下支えするのが狙い。10月から3ヶ月間のサウジアラビアの産油量は日量約900万バレルとなります。

同国関係者によると、自主減産は毎月見直しを行い、削減量を検討する模様。今回の減産は、2024年12月末までの日量50万バレルの自主的減産に追加されます。

一方、ロシアのノバク副首相も同日、今年12月末まで日量30万バレルの原油輸出の追加削減を延長すると表明。サウジアラビアの自主減産と歩調を合わせております。

◆ロシア、サウジ首脳が電話会談

ロシア大統領府は9月6日に、プーチン大統領がサウジアラビアのムハンマド皇太子と電話で協議し、減産合意によって世界のエネルギー市場の安定が確保されたとの認識で一致したと発表しました。両首脳は「OPECプラス」の枠組み内での両国間の協力に非常に満足し、「減産と自主的な供給削減に関する合意で世界のエネルギー市場の安定が確保できる」との認識を示した様です。

 

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