シカゴ主要3穀物のネット・ロング

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米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のシカゴ主要3穀物(コーン、大豆、小麦)合計のネット・ロングは5月14日時点で前週比3万8021枚増加のマイナス7万1166枚と、4週連続で増加しております。ただ、37週連続でネット・ショートを維持。

銘柄別に見てみると、シカゴ・コーンのネット・ロングは前週比3万1578枚増加の224枚と、4週連続で増加。昨年8月8日時点以来、40週ぶりにネット・ロングに転じました。

内訳をみるとロングは同2万5306枚増加の33万7217枚と、2週連続で増加した一方、ショートは同6272枚減少の33万6993枚と、4週連続で減少しております。米中西部で雨がちな天候が続く中、作付の遅れ懸念が拡がっているため、売り方のショート・カバー(買い戻し)を中心に買われている模様。

シカゴ大豆のネット・ロングは前週比5927枚減少のマイナス6万5975枚と、減少に転じております。21週連続でネット・ショートを維持。南米ブラジルで発生した大規模洪水の影響に対する懸念から、買い拾う動きもある模様。

シカゴ小麦のネット・ロングは前週比1万2370枚増加のマイナス5415枚と、4週連続で増加。ただ、84週連続でネット・ショートを維持。ロシアでは降霜に伴う穀物被害が拡がっており、多くの地域で非常事態の体制を維持していることが支援材料になっている模様。

 

 

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