シカゴ主要3穀物のネット・ロング

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米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のシカゴ主要3穀物(コーン、大豆、小麦)合計のネット・ロングは6月18日時点で前週比4820枚増加のマイナス17万7583枚と、2週連続で増加。ただ、42週連続でネット・ショートを維持しております。

銘柄別に見てみると、シカゴ・コーンのネット・ロングは前週比2万4321枚増加のマイナス7万6711枚と、2週連続で増加。5週連続でネット・ショートになっております。

内訳をみるとロングは同1万4994枚増加の38万2946枚と、4週連続で増加した一方、ショートは同9327枚減少の45万9657枚と、5週ぶりに減少に転じております。

米中西部で「Hot & Dry(高温乾燥)」懸念が高まる中、生育に悪影響が生じるとの懸念が一部で浮上し、買われた様です。ただ、降雨が予想されており、現段階で発育に大きな影響はないとの見方もある模様。今週は、米農務省(USDA)から作付面積の発表を月末に控えており、ポジション調整の動きが強まりそうです。

シカゴ大豆のネット・ロングは前週比1万7957枚減少のマイナス7万4302枚と、3週連続で減少。26週連続でネット・ショートを維持。

シカゴ小麦のネット・ロングは前週比1544枚減少のマイナス2万6570枚と、5週連続で減少。89週連続でネット・ショートとなっております。

ロシアの霜害に伴う供給懸念から買い進められて、5月28日に720.00セントを付けるなど、高騰が続いていたものの、ロシアで生産見通しが改善する中で需給懸念が和らぎ、今月は軟調な地合いが続いております。米国で冬小麦の収穫が進んでいることも上値を抑えている模様。

 

 

 

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