NY金

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米金融大手シティは6月8日付レポートで、金価格の短期目標を従来見通しの1オンス=4300ドルから4000ドルに引き下げております。ホルムズ海峡を巡るこう着状態とエネルギー価格の高止まりを背景に、米金利が年内上昇するとの見方が理由。現物需要の強さが続かなければ、足元の金相場の堅調さを維持するのは難しいとの見方を示しております。

シティの試算によると、現在の価格水準を維持するには、年間約9000億ドルの金現物購入が必要。2010~2024年の一般的な購入額は、現在のドルの価値で年間2500億~4000億ドルでした。

シティはホルムズ海峡の閉鎖が夏の終わりまで続くシナリオでは、金購入が年間7000億~7500億ドル程度に減速する可能性があり、その場合、価格は9~10ヶ月前の3500ドル程度まで下落する可能性があると予測。その上で、「短期的なリスクの偏りはネガティブに見える」とし、「地政学リスク」が再燃しないという強い確信がある場合にのみ、安値拾いの買いが理にかなうとの見方を示しております。

金価格に対して長期的には強気の見通しを維持したものの、広めのストップロス設定や長期的な投資期間を持たない投資家にとっては「短期的に極めてリスクが高い」と指摘。ホルムズ海峡を巡る情勢が沈静化すれば、金価格は最終的に反発するとし、基本シナリオでは第3四半期に実現すると予測。6~12ヶ月先の金価格見通しは5000ドルで据え置いております。

 

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