世界白金供給
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白金製錬業の英ジョンソン・マッセイ(JM)社は、5月15日に「PGM Market Report」を発表。
2023年の世界白金総供給は前年比4.7%増加228.0トンと予測。
内訳は、鉱山生産量は前年比5.0%増加の180.6トンと予測。国別で見ると、その他を除いて軒並み前年から増加する見込み。世界最大の白金生産国である南アフリカの生産量は同4.8%増の129.2トンの見込み。電力不足が操業に深刻な影響を及ぼすとは想定していないとしております。また、ジンバブエは同8.4%増の16.5トンと、過去最高を更新するとしております。これまでの最高は2016年の15.2トンでした。
リサイクル量は前年比3.6%増加の47.3トンと予測。供給別でみると、自動車触媒からは同4.1%増の37.3トンの見込み。
世界白金需要
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2023年世界白金需要量は前年比19.2%増加の231.9トンと予測。2019年(260.9トン)以来、4年ぶり高水準になる見込み。
用途別でみると、自動車触媒需要は同10.9%増の95.3トンと、2016年(103.9トン)以来7年ぶり高水準になる見込み。ガソリン車向けで価格水準の高いパラジウムから白金へシフトする動きが強まるとしております。
また、自動車触媒を除く産業需要は同1.6%増の85.8トン、宝飾品需要は同0.5%増の42.0トンと、小幅ながら2014年以来9年ぶりに増加に転じる見込み。投資需要は8.8トンと、前年(マイナス17.6トン)と、前年から大幅に増加すると予測。3年ぶりにプラスに転じるとしております。
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