ダウ工業株30種平均

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昨晩のダウ工業株30種平均は、前営業日比152.81ドル安の44785.50ドルで終了。

米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイによる株取得が明らかになった医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループ株が急騰。8月15日に昨年12月4日の高値45073.63ドルを上抜いて、45203.52ドルまで上昇し、最高値を更新しました。ただ、トランプ米大統領が半導体関税を近く公表すると述べ、最終的には「200%や300%になるかもしれない」との考えを示したことから、その後は急速に上げ幅を縮めております。週明け以降も高止まりが続いているものの、イベントを控えて様子見姿勢が強まる中、終値で45000ドル台に乗せることは出来ず。

目先はカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で、22日に講演する予定のパウエルFRB議長の発言に注目が集まりそうです。

昨年の講演では「政策を調整すべき時が来た」と述べ、9月の利下げを示唆。その後、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で4年半ぶりの利下げを決定しました。9月のFOMCまでに、7月米個人消費支出(PCE)物価指数や8月米雇用統計、8月米消費者物価指数(CPI)といった重要指標の発表が控えているものの、インフレ再燃への警戒感が後退する中、労働市場の鈍化を踏まえてパウエル議長が9月に利下げを再開する可能性について、どこまで踏み込んだ発言をするかが焦点となります。

CMEが公表している「FedWatch(フェドウォッチ)」(8月21日時点)によると、9月のFOMCでFRBが利下げを行うとの見方は7割強を依然占めているだけに、「今後のデータ次第」と従来からの見解を繰り返した場合、市場はタカ派的と受け止める可能性がありそうです。トランプ米政権の関税政策によって世界景気が減速するとの懸念が根強い中、FRBの早期利下げ観測を背景に、市場参加者が過度に楽観的になっているとの懸念が出始めているだけに、利下げ期待が後退すれば下支えを失い、50日平均線辺りまで下げて来ることも想定されます。

ただ、FRBのウォラー理事やボウマン副議長(金融規制担当)をはじめ、複数のFRB高官が9月の利下げを示唆する中、FRBによる早期利下げ期待は維持されそうで、市場の落ち着きと共に、安値は買い拾われそうです。

一方で、パウエル議長が従来よりも踏み込んだ発言を行えば、再び最高値を更新する展開となりそうです。パウエル議長が現状の雇用環境について、どのような認識を示すかが注目されます。

また、来週は27日に米半導体大手エヌビディアの決算が予定されております。投機資金が集中し、ハイテク株の割高感が意識され始める中、半導体市場の先行きを占う上で注目されそうです。

 

SOX指数

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