ダウ工業株30種平均
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昨晩のダウ工業株30種平均は前営業日比626.15ドル安の4万0936.93ドルで終了。高値警戒感が拡がる中、8月ISM米製造業景況感指数は47.2と、前月(46.8)から改善したものの、市場予想(47.9)に届かなかったことを受けて、米景気の減速懸念が再度強まる中、ハイテク株を中心に売られる展開となった様です。一時40778.09ドルまで下げる場面も見られるなど、7営業日ぶりに41000ドルを割り込んで終了しております。
なお、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は前営業日比7.7%安で終了。1日の下落率としては今年最大となり、コロナ禍の2020年3月以来4年6ヶ月ぶりの大きさとなっております。スイス金融大手UBSが9月2日付レポートで、7月世界半導体販売数が前月比11.1%減少したと指摘したことが嫌気された模様。
決算発表後もエヌビディア株の動きが冴えないことや、ロイター通信がインテル株がダウ平均の構成銘柄から外れる可能性があると報じたことも嫌気された様です。
週末に8月米雇用統計の発表を控えて、積極的には買いづらい地合いが続きそうな中、このままダウは41000ドル台に戻せずに、テクニカル的にMACDがデッド・クロスとなる様ですと、8月5日の安値38499.27ドルから8月26日の高値41420.05ドルの上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準40304.30ドル辺りまで下げて来ることも想定されます。
SOX指数
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