ダウ工業株30種平均
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昨晩のダウ工業株30種平均は、前営業日比874.86ドル高の51561.93ドルで終了。
5月27日から6月2日まで5営業日続伸。5月29日に初めて51000ドルに乗せております。米国とイランの停戦協議の先行き不透明感が強まる中、その後は51000ドルを挟んだ揉み合いが続いたものの、6月4日に51657.89ドルまで上昇し、最高値を更新しております。
スペースXは今月新規株式公開(IPO)する予定で、相次ぐ巨大IPOによる株式供給の拡大が市場の逆風になるとの見方が出始めております。また、原油需給のタイト感が強まる中、原油価格は当面高止まるとの懸念が拡がっております。インフレ対応でFRBが利上げを迫られれば、相対的な株式の割高感が意識され始めるとの見方も出ているようです。
米半導体ブロードコムが3日に発表した2026年2-4月期決算は、売上高が前年同期比48%増の221億8700万ドル、純利益が同88%増の93億1000万ドルと、共に四半期として最高を更新。ただ、2027年10月期通期のAI半導体の売上高見通しを1000億ドルに据え置いたことが失望売りを誘うなど、ハイテク株に対する市場の期待値は高まっているようです。
ただ、成長性が高く、相対的に景気の影響を受けにくいハイテク株を選好する動きは続くとみられております。エヌビディアは1日に台湾で開いた技術イベント「GTC台北」で人工知能(AI)パソコン向け半導体の新製品を発表。収益が拡大するとの期待が強まる中、ハイテク株が引き続き相場を下支えて思想です。
短期的な過熱感から買い方の利喰い売りも出てきそうですが、テクニカル的にも上昇チャネル・ラインを形成し始めているように見えるだけに、引き続き上値を試す動きが続くか注目されます。
◆スペースX、公開価格を135ドルに設定
ナスダック市場への新規株式公開(IPO)を目指している米宇宙企業スペースXは6月3日に、公開価格を1株当たり135ドルに設定したと公表。約5億6000万株を売り出し、調達額は約750億ドル規模を見込んでおります。
◆ゴールドマンCEO、年後半に消費変化を予想
米金融大手ゴールドマン・サックスのソロモン最高経営責任者(CEO)は6月2日に、NYで開かれたイベントで、中東の紛争を背景としたエネルギー高の影響で、今年後半に「消費者の行動に一層の変化が表れてくる」との見方を示しました。
米消費者の支出のうちガソリンが占める割合は14%に上ると指摘し、他の支出を抑える必要が生じると指摘。米金融市場では、宇宙企業スペースXや人工知能(AI)開発企業アンソロピックなどの上場に向けた動きが加速しているほか、IT大手グーグルが1日に大規模な増資を発表。この背景に市場では「現在『恐怖』よりも『強欲』の方が勝っている」ことがあると分析し、楽観が続けば「金融システムには十分な流動性が存在する」と述べております。ただ、「前例のない」規模で企業の資金調達が進められているとも分析。状況が変われば市場が乱高下する恐れもあると警鐘を鳴らしております。
AIによる雇用への影響に関しては、「一時的に混乱をもたらす」ものの、「大規模で構造的な失業が引き起こされるとは考えていない」と強調。過度な悲観に陥らず、恩恵と副作用の両方を冷静に議論することが重要だと語っております。
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