ダウ工業株30種平均

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昨晩のダウ工業株30種平均は、前営業日比78.62ドル高の46519.72ドルで終了。9月25日に一時45785.17ドルまで下げるなど、7営業日ぶりに46000ドルを割り込みました。ただ、FRBによる利下げが米経済を支えるとの見方が拡がる中、翌9月26日は反発に転じ、その後9月26日から10日2日まで5営業日続伸中。2日に46589.31ドルまで上昇する場面もみられております。

米製薬大手ファイザーは、トランプ米政権と米国内の一部薬価引き下げで合意。今後発動が見込まれる医薬品関税の対象から外れることが好感されて、大幅に上昇。トランプ米政権は他の製薬会社とも協議中で、今後同様の合意が拡がるとの見方から製薬株が買われ、株価を押し上げている模様。

「つなぎ予算」が成立せず、米連邦政府予算が失効。これに伴い米政府機関の一部閉鎖が始まっているものの、現状では閉鎖が短期間で終了すれば、民間企業への悪影響は限定的との見方が多いようです。また、歴史的に株式相場は堅調になる傾向があることから、大きな売り材料とはなっていない模様。

とは言え、既に9月米雇用統計の発表が延期されるなど、経済指標の公表に影響が生じ始めている中、閉鎖が長期化すれば米経済の現状を把握しづらくなり、投資家のリスクオフ姿勢が強まる可能性があります。また、先行きの不透明感が強まるようですと、10月中旬から本格化する米企業の7-9月期決算で、慎重な業績見通しを示す企業が増えるとの懸念も出始めている模様。

FRBによる利下げが米経済を支えるとの見方が拡がる中、引き続き安値は買い拾われそうですが、最高値圏で推移する中、積極的に買いを入れる動きは少なく、上昇の勢いは弱まってきております。このまま9月23日に付けた最高値46714.27ドルを上抜くことが出来るか注目されます。

◆米バークシャー、石油大手オキシデンタル子会社を買収

米投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイは10月2日に、米石油大手オキシデンタル・ペトロリアムの化学子会社を97億ドルで買収すると発表しました。2022年に116億ドルで買収した保険会社アリゲニー以来の大型案件となります。

◆マスク氏資産5000億ドル、史上初

米経済誌フォーブスのビリオネア指数によると、米電気自動車(EV)大手テスラのマスク最高経営責任者(CEO)の純資産が10月1日に、約5000億ドルに達した模様。個人の資産が同水準に達するのは史上初となります。

 

 

 

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