ダウ工業株30種平均

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昨晩のダウ工業株30種平均は前営業日比768.11ドル安の46225.15ドルで終了。中東情勢が一段と緊迫化する中、3月10日から13日まで4営業日続落。13日に46494.63ドルまで下げる場面も見られております。その後、原油価格の上昇が一服したことや、エヌビディアが16日に開いたイベントで人工知能(AI)向け半導体の受注額について強気な見通しを示したことを受けて、半導体関連株が買われる中、17日に47000ドル台を回復する場面も見られたものの、18日に急落。

日米欧の中央銀行が金融政策を決める「中銀ウイーク」を迎える中、FRBはFOMC(米連邦公開市場委員会)で2会合連続で政策金利を据え置くことを決定。FOMC参加者の政策金利見通し(ドットチャート)によると、2026年は1回の利下げが想定されており、前回12月時点の見通しと変わらず。ただ、2回以上の利下げを予想したメンバーは5人で、前回の7人から減少。また、パウエルFRB議長は記者会見で、中東情勢が経済に与える影響は「不透明だ」と強調しつつ、関税がもたらすインフレ圧力の緩和が進まなければ「利下げは行われない」と明言。「タカ派」な内容との見方から、売りが拡がったようです。200日平均線を維持出来ずに、46193.06ドルまで下げるなど、2025年11月以来4ヶ月ぶり安値を付けております。

米国とイスラエルとイランの軍事衝突は3週目に突入。トランプ米政権から戦争終結に向けた明確な出口戦略が見えない一方で、イランは徹底抗戦の構えを崩していないことから、米国の中東での軍事作戦が市場の想定よりも長期化するとの見方が強まっております。原油高に伴うインフレ再燃への警戒感が強まる一方で、米労働市場は減速が続いており、景気減速と物価高騰が共存する「スタグフレーション」に陥るのではないかとの懸念も拡がっております。

また、プライベートクレジット(ノンバンク融資)市場への警戒感が高まる中、現在の金融市場が2008年の世界金融危機前の状況と酷似しているとの見方も出始めております。

「恐怖指数」とも呼ばれるVIX指数は3月19日時点で25.63と、不安心理が高まった状態とされる20を上回って推移しており、当面は上値の重い展開が続きそうです。

テクニカル的に相対力指数(RSI)が節目の30%を割り込む中、自律反発の動きも出てきそうですが、MACDが下げ基調を強める中、このまま200日平均線を上回れないようですと、昨年11月20日の安値45728.93ドルを意識した動きになることも想定されます。

 

VIX指数

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