ダウ工業株30種平均

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ダウ工業株30種平均は、FRBのウォラー理事のハト派な発言を受けて、9月3日に53746.50ドルまで上昇するも、堅調な8月米雇用統計を受けて、FRBによる早期利上げ観測が再燃する中、4日は反落となりました。

その後、10日まで4営業日続落。レーバーデーに伴う連休明けとなった8日に50日平均線を維持できずに、4営業日ぶりに53000ドルを割り込んでおります。その後も、中東情勢が一段と緊迫化していることや米長期金利の上昇が嫌気されて下値を切り下げる中、10日は一時51962.71ドルまで下げるなど、7月29日以来の安値で終了。

米国とカナダの対立が激化し、貿易戦争へと発展しつつあることも投資家心理を冷やしたようです。なお、米個人投資家協会(AAII)が公表した週報によると、今後6ヶ月の株価見通しに「強気」と答えた割合は9月10日時点で38.0%と、前週比1.7ポイント低下した一方、「弱気」と答えた個人投資家の比率は39.3%と、同1.7ポイント上昇しております。

中東情勢が一段と緊迫化する中、投資家のリスクオフ姿勢が強まっているように見えます。テクニカル的にもMACDが下げ基調を強めているだけに、目先は100日平均線を維持できるかが焦点となりそうです。

来週は15、16日の両日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されます。CMEが公表している「フェドウォッチ」によると9月に利上げを行うとの見方は9月10日時点で71.3%、据え置きは28.8%となっております。市場は9月の利上げを7割程度織り込んでいるものの、年内は政策金利が据え置かれるとの見方も依然強いようです。

11日に発表される8月米消費者物価指数(CPI)の結果にもよりますが、直近の発言からFRB高官の見解も割れており、9月のFOMCは「ライブな会合」(結果が事前には定まっておらず、金融政策の変更が実施される可能性がある会合)になるとの見方が強まっております。今会合はFOMCメンバーの政策金利見通しである「ドットチャート」も公表されますが、市場が年内の利上げを織り込んで推移する中、材料出尽くし感が強まるかが焦点となりそうです。

直近の原油高を受けて市場の想定よりもタカ派な会合となるようですと、100日平均線を維持できずに3月30日の安値45057.28ドルから8月5日の高値54744.33ドルの上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準51043.88ドル辺りまで下げて来ることも想定されます。

なお、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は9月2日から9日まで5営業日続伸。8日に12023.863まで上昇し、節目の12000に迫る場面も見られております。

原油相場の急騰を受けてインフレ再燃懸念が強まる中、米長期金利が一時4.95%まで上昇。2023年10月以来の高値を付ける中、相対的な株式の割高感が意識されて、10日は6営業日ぶりに反落となったものの、人工知能(AI)関連株は底堅い値動きが続いております。

 

SOX指数

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