トルコの政策金利とインフレ率

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トルコ中央銀行は4月25日に、金融政策決定会合を開催し、主要政策金利の一週間物レポ金利を年50.00%で据え置くことを決定しました。高金利がもたらす経済活動への悪影響に配慮して利上げを見送っております。

中銀は声明で、インフレ圧力が依然強いと認めた上で、金利の経済への影響を注視する方針を強調。「必要な限り金融引き締めを維持する」と説明しました。

3月トルコ消費者物価指数(CPI)は、前年同月比68.5%上昇と、伸び率は5ヶ月連続で加速。一方、中銀は昨年6月に利上げに転じ、今年3月までの利上げ幅は計41.50%に達しております。高金利で住宅や耐久消費財のためのローン借り入れなどが鈍化する中、経済活動は冷え込んでおります。シムシェキ財務相は「6月からインフレが低下し始める」と指摘しているものの、インフレ沈静化が達成できるかは不透明な情勢。

 

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