トルコの政策金利

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トルコ中央銀行は1月25日に金融政策決定会合を開催し、主要政策金利の1週間物レポ金利を2.50%引き上げて、45.00%にすることを決定しました。利上げは8会合連続。

昨年6月以降に実施してきた利上げ幅は計36.50%に達しております。中銀は声明で、「必要な金融引き締めは達成され、この(金利)水準は必要なだけ維持される」としました。

中銀は今年半ばにもインフレが鈍化に転じると予想しておりますが、昨年12月時点の消費者物価指数(CPI)は前年同月比64.77%上昇と、依然高止まりしております。一方で、国内では鉱工業生産が低下するなど、経済活動の鈍化も浮き彫りとなっており、利上げが打ち止めに踏み切れるか注目されそうです。

●ノルウェー中銀、2会合ぶりに政策金利を据え置き

ノルウェー中央銀行は1月25日に金融政策委員会を開催し、主要政策金利を4.50%で据え置くことを決定しました。据え置きは2会合ぶり。インフレ率は2%の物価目標を著しく上回っているとし、今後の金利水準については、しばらくの間維持する可能性が高いとの見通しを示しております。

●南アフリカ中銀、4会合連続で政策金利を据え置き

南アフリカ準備銀行(中央銀行)は1月25日に金融政策委員会を開催し、主要政策金利のレポレートを8.25%で据え置くことを決定しました。据え置きは4会合連続。

中銀は声明で、「世界および国内要因によるインフレ基調の深刻な上振れリスクは明らかだ」と指摘。世界の地政学リスクや気候変動がサプライチェーン(供給網)などを脅かし、「長期の経済見通しに不確実性をもたらしている」としました。また、国内では物流や電力不足などの制約に加え、自国通貨安も輸入物価の上昇を通じたコスト高につながっていると分析。その上で「南アフリカのインフレ率は他国と比べて伸びが緩やかでピークも低かったが、目標への回帰は遅い」とし、コアインフレ率も2023年の4.9%に対して、2024年と2025年は4.6%、2026年は4.5%に高止まりすると予想しました。

2023年のGDP(国内総生産)見通しは0.6%と、従来予想見通し(0.8%)から下方修正した一方、2024年は1.2%、2025年は1.3%で据え置いております。

 

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