独金融大手ドイツ銀行は9月17日に、2026年金平均価格を1オンス=4000ドルと予測。4月時点の見通しから300ドル引き上げております。中央銀行の旺盛な需要、米ドル安観測、FRBの利下げサイクル再開が理由。2026年銀平均価格は1オンス=45ドルと予測(従来見通しは40ドル)。

ドイツ銀は、今年の一連の利下げ後、来年は政策金利を据え置くというFRBの基調シナリオには下方リスクがあると指摘。FOMC(米連邦公開市場委員会)のメンバー構成の変更やFRBの独立性を巡る不確実性が、金価格の押し上げ要因になる可能性があるとしております。

公的部門の金購入量が2011~2021年の平均の2倍のペースで推移する一方、リサイクルからの金供給量は予想を4%下回っており、金価格の上昇の限界が緩和されていると指摘。一方で、金価格が下げるリスクとし、株式市場の堅調、10年、20年の歴史的トレンドに基づく第4四半期の金価格の季節的な弱さ、FRBが2026年に政策金利を据え置くことになる米国経済の状況などを挙げております。トランプ米政権の関税交渉の進展は、企業投資の不確実性を緩和する可能性があるものの、金相場への影響は限定的としております。

 

 

 

 

 

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