米国の政策金利
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FRBのパウエル議長は9月30日の講演で、経済動向が概ね想定通りなら、「金融政策はじきに一層景気中立的なスタンスへ向かう」と述べ、利下げ継続を示唆しました。
政策金利動向は前もって定めておらず、「引き続き会合ごとに決める」との見解を堅持。「追加的な政策調整検討に際しては、経済指標や見通し、リスクバランスを注意深く精査する」と述べております。その上で、「全般的に経済は堅調で、(利下げという)政策措置によりこの状況を維持する意向だ」と言明しました。
9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、通常の倍となる0.50%の大幅利下げを決めたことについては、「適切な政策スタンスの調整で、労働市場の強さが維持されるという、我々の確信増大を反映するものだ」と説明しております。
講演後の質疑応答でも、9月のFOMCの示した基本シナリオでは利下げ局面が「しばらく掛かり、急いで行う必要がないと見ている」と述べた上で、経済動向が想定通りに推移した場合は、年内0.25%の幅で2回の利下げを想定していると説明。ただ、利下げ幅は今後の指標次第であり、「景気が予測より鈍化すれば、利下げを速めるし、それほど鈍化しなければ緩める」と述べております。
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