ホルムズ海峡周辺の国々
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英海事機関UKMTOは6月16日に、ペルシャ湾とホルムズ海峡で電子妨害の増加が多数報告されていると明らかにしました。イスラエルとイランの交戦激化で地域の広範囲で電子妨害は増えており、「ペルシャ湾内での水準と強度は船舶自動識別装置(AIS)による位置情報の報告に甚大な影響を与えている」と指摘しております。一部メディアは、イラン南部から電子妨害が行われていると報じておりますが、詳細は不明。
ホルムズ海峡は世界の原油輸送の2割が通る大動脈。ホルムズ海峡に通じるイラン領海内では近年、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」による拿捕などの妨害活動が多発しております。
今回のイスラエルによるイラン攻撃後、イランの有力国会議員が「海峡封鎖を真剣に検討している」と発言しておりますが、経済制裁の影響で景気低迷が続くイランにとっても、ホルムズ海峡は原油や天然ガス輸出の生命線であり、封鎖すれば経済に与える影響は大きく、現状では封鎖の可能性は低いとの見方が大勢を占めております。
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