ユーロ・米ドル

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10月26日の外国為替市場でユーロが対ドルで上昇し、一時1.0089ドルまで上昇するなど、終値ベースでは9月19日以来の1ユーロ=1ドルの等価(パリティ)を回復しております。

冴えない米経済指標の発表が相次ぐ中、FRBが想定より早く利上げを打ち止めにするとの観測が拡がり、米長期金利が低下。欧米金利差の縮小を見込んだユーロ買い・ドル売りの動きが強まった様です。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによると、大口投機家のIMM通貨(ユーロ)のネット・ロングは10月18日時点で前週比1万0651枚増加の4万8150枚。5週連続でネット・ロングとなるなど、突っ込み売り警戒感が拡がっていましたが、ファンドがユーロの買い戻しの動きをさらに強めたか、注目されます。

なお、今晩は欧州中銀(ECB)定例理事会が開催されます。市場では9月に続いて、2会合連続で政策金利を0.75%引き上げるとの見方がコンセンサスとなっております。そのため、リセッション(景気後退)への懸念が強まる中、声明公表後の記者会見で、ラガルド総裁が大幅利上げの継続やバランスシート縮小について、どこまで言及するか注目されそうです。

 

IMMユーロ(ネット・ロング)

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