上海期貨交易所(SHFE)指定の非鉄金属在庫

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上海期貨交易所(SHFE)指定の非鉄金属のオン・ワラント在庫(払い出し予定がない在庫、1月12日時点)を見てみると、銅は3週連続で増加となりました。アルミ・鉛は4週ぶりに増加。ニッケルも増加に転じ、亜鉛は2週連続で増加しております。一方、スズは5週ぶりに減少に転じました。

なお、中国国家統計局が1月12日に発表した2023年中国消費者物価指数(CPI)は前年比0.2%上昇と、金融危機の影響でマイナスだった2009年以来14年ぶり低水準。政府目標の「3%前後」を大きく下回りました。景気が冷え込む中、需要が低迷しており、デフレ懸念が強まっております。中国ではGDP(国内総生産)の3割を占める不動産関連産業の不振が、景気回復に向けた足枷となっております。雇用が伸び悩む中、先行きへの不安が社会にまん延しており、家計の財布のひもは固いままの様です。

2023年中国卸売物価指数(PPI)は前年比0.3%低下。マイナスは新型コロナウイルスの感染が広がった2020年以来3年ぶり。企業活動の停滞が示されております。昨年12月のCPIは前年同月比0.3%低下、PPIは同2.7%低下となっております。

なお、中国英字紙チャイナデイリー(電子版)は1月10日に、中国政府の研究機関、中国科学院予測科学研究センターが2024年中国経済について、安定して成長し、実質GDP(国内総生産)伸び率は5.3%前後になるとの見通しを示したと報じております。

 

 

上海期貨交易所(SHFE)指定の非鉄金属在庫

1月5日

1月12日

前週比

3万3130トン 4万3085トン

+9955トン

アルミ

9万6637トン 9万6667トン

+30トン

亜鉛

2万1814トン 2万5124トン

+3310トン

5万2449トン 5万8111トン

+5662トン

ニッケル

1万3464トン 1万4193トン

+729トン

スズ

6402トン 6311トン

-91トン

※豊トラスティ証券作成

 

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