上海期貨交易所(SHFE)指定の非鉄金属在庫

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上海期貨交易所(SHFE)指定の非鉄金属の在庫(6月23日時点)を見てみると、銅は3週連続で減少となりました。スズは3週連続で減少。鉛は5週ぶり、亜鉛は3週ぶりに、それぞれ減少に転じております。アルミ、ニッケルも再び減少に転じております。

中国で新型コロナウイルスを封じ込める「ゼロコロナ」政策の終了による回復が一巡したとの見方が拡がる中、中国人民銀行(中央銀行)は6月20日に、事実上の政策金利に当たる最優遇貸出金利(LPR)1年物を年3.55%、住宅ローン金利の目安となる期間5年超の金利は年4.20%と、それぞれ0.1%ずつ引き下げました。ただ、引き下げ幅が市場予想ほどではなく、不動産市場の回復期待を高めることは出来ず。

また、端午節休暇(6月22〜24日)の観光収入はコロナ禍前の2019年同時期を5%下回りました。国内旅行者数は同13%増えており、旅行客の節約志向は根強く残っている模様。

6月30日に発表される6月中国製造業PMIが悪い内容となる様だと、市場が追加景気対策を催促する動きが強まる可能性もありそうです。

 

LME先物非鉄金属価格推移(2023年~)

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上海期貨交易所(SHFE)指定の非鉄金属在庫

6月16日 6月23日 前週比
6万1090トン 6万0424トン -666トン
アルミ 13万6196トン 13万1073トン -5123トン
亜鉛 5万5894トン 5万4393トン -1501トン
3万9501トン 3万8633トン -868トン
ニッケル 4221トン 3452トン -769トン
スズ 8964トン 8875トン -89トン

※豊トラスティ証券作成

 

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