世界の自動車触媒需要の割合
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白金製錬業の英ジョンソン・マッセイ(JM)社は5月16日に発表した「PGM Market Report」で、2022年の世界PGM需給見通しを発表。
主にディーゼル車向けに使用される白金の自動車触媒向け需要量は前年比19.8%増の87.7トンとし、2017年(95.2トン)以来5年ぶり高水準になると予測しました。中国で排ガス規制が強化されていることに加えて、パラジウム価格の高騰が続く中、通常は触媒としてパラジウムが使用されるガソリン車向け需要も増えるとしております。
なお、主にガソリン車向けで使用されるパラジウムの自動車触媒向け需要量は前年比0.9%増の216.16トン、自動車から出る窒素酸化物(NOx)を除去するのに使用されるロジウムの自動車触媒向け需要量は前年比1.7%増の29.9トンとし、共に3年ぶりに増加に転じると予測しております。
世界の自動車触媒需要
2020年 | 2021年 | 2022年 | 前年比 | |
白金 | 63.6㌧ | 73.2㌧ | 87.7㌧ | 19.8% |
パラジウム | 264.5㌧ | 259.4㌧ | 261.6㌧ | 0.9% |
ロジウム | 29.8㌧ | 29.4㌧ | 29.9㌧ | 1.7% |
※豊トラスティ証券調べ、2022年はJM社の予測
※小数点以下は四捨五入につき、合計は必ずしも一致しない
※前年比は2021年と2022年の比較
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