WTI原油

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世界銀行は4月25日に発表した最新の商品市場見通しで、中東情勢が一段と緊迫し、一部産油国の石油生産や輸出が大幅に減少すれば、2024年ブレント原油平均価格は1バレル=102ドルに上昇する可能性があるとの見方を示しました。パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエルが、イランとの間でも双方で攻撃するなど、中東全体への紛争拡大が懸念されております。

世銀の基本シナリオでは、原油価格の2024年平均は84.0ドルで、前年比1.7%上昇する見込み。銅やアルミも、クリーンエネルギー技術への投資拡大などを背景に上昇し、商品価格全般は「コロナ禍前の水準を約38%上回る」(世銀)とみられております。

なお、ギル世銀チーフエコノミストは声明で、エネルギー価格の上昇により「過去のインフレ低下が損なわれる恐れがある」と懸念。「金利は今年と来年、予想よりも高止まりする可能性がある」と指摘しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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