OECD加盟国の原油在庫
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世界銀行は10月30日に公表した最新の商品市場見通しで、イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突をきっかけに中東情勢が一段と悪化し、石油供給が大きく混乱すれば、原油相場は最高で1バレル=157ドルに跳ね上がるとの試算を示しております。
世銀は、衝突が拡大しなければ10-12月期の原油価格は平均90ドルにとどまると予想。ただ、中東の産油国が供給制限した1973年の石油危機時の様に、世界供給量が日量600万~800万バレル縮小すれば、140~157ドルに急上昇すると予想しております。
一方、供給量の減少が2003年のイラク戦争時の様に日量300万~500万バレルなら109~121ドル、2011年のリビア内戦時の様に50万~200万バレルなら93~102ドルになるとの見通しも示しております。
なお、世銀のギル上級副総裁兼チーフエコノミストは、「政策当局者は警戒する必要がある。対立がエスカレートすれば、世界経済はロシアのウクライナ侵攻だけでなく、中東からもエネルギーショックを受ける」と警告しております。
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