世界銀行の世界経済見通し

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世界銀行は6月11日に最新の世界経済見通しを公表。2026年の世界成長率を2.5%と、1月の前回見通しから0.1ポイント引き下げました。米国・イスラエルとイランの紛争に伴う原油高騰などが経済成長の足枷となるとし、前年(2.9%)を下回り、コロナ禍以降で成長率は最低になると見込んでおります。

世銀のコーゼ副チーフエコノミストは、「世界経済の減速は広範に及んでいる」と警戒感を示しました。なお、世銀はエネルギー高が長引けば、成長率は2.1%まで減速する可能性があるとし、金融市場に負荷が掛かれば1.3%に急落すると予測しております。

世銀は500億~600億ドルの資金を供与し、甚大な影響を受ける途上国の市民や農家などを支援。景気減速がさらに深刻になった場合、支援枠を800億~1000億ドルに引き上げる方針。一方、2027年は2.8%と、1月の前回見通しから0.1ポイント上方修正。エネルギー高に歯止めが掛かるとの見方が理由。初めて公表された2028年は2.8%と予測。

国別(2026年)では、米国は2.2%で据え置いております。紛争の悪影響が人工知能(AI)関連投資による押し上げ効果を相殺するとしております。2027年は2.1%に上方修正。

ユーロ圏は、エネルギー価格の高止まりを受けて0.8%に下方修正。2027年は財政拡張などが奏功し、1.3%に回復すると見込んでおります。

労働市場が軟化している中国は4.2%と予測。2027年は4.3%に上方修正。日本は0.7%に下方修正。エネルギー高に伴う消費減速を反映したとしております。2027年は賃金上昇などによる需要回復を見越して0.9%に引き上げております。

 

国別 世界銀行の世界経済見通し

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世界銀行の世界経済見通し

2025年

2026年 2027年

2028年

世界全体

2.9% 2.5%(-0.1) 2.8%(+0.1)

2.8%

米国

2.1% 2.2%(0.0) 2.1%(+0.2)

2.0%

ユーロ圏

1.4% 0.8%(-0.1) 1.3%(+0.1)

1.3%

中国

5.0% 4.2%(-0.2) 4.3%(+0.1)

4.2%

インド

7.7% 6.6%(+0.1) 7.2%(+0.6)

7.0%

ブラジル

2.3% 1.9%(-0.1) 2.0%(-0.3)

2.2%

日本

1.1% 0.7%(-0.1) 0.9%(+0.1)

0.8%

※豊トラスティ証券作成、カッコ内は1月時点からの修正幅

 

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