米ブルームバーグ通信は4月15日に、中国政府が国内航空各社に米ボーイングの航空機を受け取らないよう命じたと報じました。トランプ米政権の対中関税引き上げへの報復措置とみられております。国内各社に対して、米企業から航空関連の部品や機器の調達を停止する様に求める通知も出た模様。

吉祥航空は既に大型機の受け取り延期を決定。中国国際航空や中国南方航空などもボーイング機の納入を控えており、今後影響が広がるとの見方が出ております。中国の航空各社は、ボーイングに加え、欧州航空機大手エアバスや国産メーカーの機材を運用しております。

◆トランプ米政権、中国を孤立させる方針

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は4月15日に、トランプ米政権は現在行っている貿易相手国との関税交渉を利用し、貿易相手国に中国との取引を制限する様に圧力を掛ける方針だと報じました。米国が課した貿易・関税障壁を削減する代わりに、貿易相手国から中国経済を孤立させるという約束を取り付けるのが狙いとみられております。

 

 

 

 

 

 

 

 

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