中国の金準備
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中国人民銀行(中央銀行)が10月7日に発表した9月末時点の外貨準備高は、前月比450億ドル減の3兆1151億ドルと、2ヶ月連続で減少となりました。中国国家外貨管理局によると、ドル高でドル換算の評価額が目減りし、債券など保有する金融資産が総じて値下がりした模様。
外貨準備のうち、金の保有量は2191.6トンと、前月末から26.1トン増加。昨年11月以来、増加は11ヶ月連続。合計243.2トン積み増しております。
人民銀行が2018年12月〜2019年9月まで10ヶ月連続で金を積み増した際は、合計105.7トン、月平均10.6トンのペースで積み増しましたが、今回はここまで月平均21.7トンのペースで積み増しており、積み増しのピッチが速くなっております。
中国の米国債保有額
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なお、米財務省によると、中国が保有する米国債は7月時点で前月比136億ドル減の8218億ドルと、4ヶ月連続で減少。前月に続いて、2009年6月(7764億ドル)以来の低水準となっております。米中対立が再燃する中、中国は外貨準備で抱えるドル建て資産を減らしていると見られております。
中国の外貨準備
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検索用/中国の金保有
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