中国の金準備
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中国人民銀行(中央銀行)が12月7日に発表した11月末時点の外貨準備高は、前月比706億ドル増加の3兆1718億ドルと、4ヶ月ぶりに増加に転じております。中国国家外貨管理局によると、ドル安でドル換算の評価額が上振れし、債券など保有する金融資産が総じて値上がりした模様。
外貨準備のうち、金の保有量は2226.39トンと、前月末から11.82トン増加。昨年11月以来、増加は13ヶ月連続。合計278.07トン積み増しております。ただ、積み増し幅は4月(8.09トン)以来7ヶ月ぶりの低水準に留まっております。
人民銀行が2018年12月〜2019年9月まで10ヶ月連続で金を積み増した際は、合計105.7トン、月平均10.6トンのペースで積み増しとなりましたが、今回はここまで月平均21.4トンのペースで積み増しており、積み増しのピッチが速くなっております。
中国の米国債保有額
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なお、米財務省によると、中国が保有する米国債は9月時点で前月比273億ドル減の7781億ドルと、6ヶ月連続で減少。減少幅は昨年9月(369億ドル減少)以来の大きさで、2009年6月(7764億ドル)以来の低水準となっております。米中対立が再燃する中、中国は外貨準備で抱えるドル建て資産を減らしていると見られております。
中国の外貨準備
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