中国の金準備
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中国人民銀行(中央銀行)が5月7日に発表した4月末時点の外貨準備高は前月比209億ドル増の3兆2048億ドルと、2ヶ月連続で増加となりました。ドル安に伴い、ドル換算の評価額が上がった模様。中国国家外貨管理局は、中国経済は回復傾向で、外貨準備高は安定した状態が継続するとの見通しを示しております。
外貨準備のうち、金の保有量は2076.47トンと、前月末から8.09トン増加。昨年11月以来、増加は6ヶ月連続。合計128.15トン積み増しております。
人民銀行が2018年12月〜2019年9月まで10ヶ月連続で金を積み増した際は、合計105.7トン、月平均10.6トンのペースで積み増しましたが、今回はここまで月平均21.4トンのペースで積み増しており、積み増しのピッチが速くなっております。
中国の米国債保有額
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米財務省によると、中国が保有する米国債は2月時点で前月比106.0億ドル減の8488億ドルと、7ヶ月連続で減少。2010年6月(8437億ドル)以来の低水準が続いております。米中対立が再燃する中、中国は外貨準備で抱えるドル建て資産を減らしていると見られております。
中国の外貨準備
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