香港経由で中国が輸入した金輸入量(ネット)

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香港政府統計局の発表によると、4月に香港経由で中国が輸入した金輸入量(ネット)は5.231トンで、前年同月(52.821トン)比90.1%減少となりました。前月(12.716トン)比でも58.9%減少。昨年2月(4.192トン)以来の低水準にとどまっております。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、上海市などでロックダウン(都市封鎖)が続く中、需要が落ち込んだ模様。

中国は他の貴金属と違い、金の輸出入データは公表されておりません。中国の金輸入ルートは主要ルートの香港経由に加えて、上海や北京などを経由したルートもあり、香港経由だけでは中国の金輸入の全体像は捉えていないとの見方もあります。

なお、スイス連邦統計局によると、スイスから中国への4月金輸出量は15.95トンで、前月(11.00トン)から増加したものの、前年同月(40.25トン)は下回っております。

また、有力産金界団体のワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、4月のインド金輸入量は27.10トンで、前月(15.80トン)から増加。ただ、前年同月(110.0トン)比では75.4%減少となり、4ヶ月連続でマイナスとなりました。

結婚需要やヒンズー教の祭典「アクシャヤ・トリティーヤ」向け需要により、小売需要は改善した様ですが、輸入量は増えなかった様です。

 

インドの金輸入量

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