ロイター通信がアナリストやトレーダー35人を対象に実施した調査によると、今年の金平均価格見通しは2190.00ドルと、従来見通し(2053.50ドル)から上方修正されました。「地政学リスク」の高まりで、安全資産とされる金の需要が増えるとの見方に加えて、各国中央銀行が金の保有高を拡大していることが理由。4-6月期は2250.00ドル、7-9月期は2192.50ドルと予測されております。

一方、ロイター通信がアナリストやトレーダー26人を対象に実施した調査によると、今年の白金平均価格見通しは992.50ドルと、従来見通し(1015.00ドル)から下方修正されております。自動車部門の需要低迷が理由。ただ、2025年は上昇すると予想されております。

また、パラジウム平均価格見通しはは1052.28ドルと、従来見通し(1075.00ドル)から同じく下方修正されております。パラジウムを使用しない電気自動車(EV)の市場シェアが増加し、パラジウム市場への圧力が強まっていることや、自動車メーカーがガソリン車の浄化触媒装置のパラジウムをプラチナで代替する動きが強まっていることが理由。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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