ダウ工業株30種平均
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昨晩のダウ工業株30種平均線は、前営業日比450.94ドル安の44176.65ドルで終了。3営業日ぶりに反落に転じております。
トランプ関税が米景気や消費に与える悪影響が警戒される一方で、米景気が堅調さを保つ中、44500ドルを挟んだ揉み合いが継続。ただ、米小売り最大手ウォルマートの決算発表が期待外れに終わったことが嫌気されて、2月20日は大幅安で終了。一時43950.16ドルまで下げる場面も見られております。なお、S&P500種株価指数は2月19日に一時6147.13まで上昇し、最高値を更新しております。
トランプ第2次政権発足後、20日で1ヶ月が経過したものの、関税政策を巡る先行き不透明感さは依然強い中、今年に入り、ダウが45000ドルを付けたのは1月30、31日の2営業日のみで、昨年12月4日に付けた最高値45073.63ドルが徐々に遠のいております。昨年まで相場の牽引役だったマグニフィセントセブン(M7)の上昇の勢いが鈍化する一方、ディフェンシブ銘柄を中心に幅広い業種が買われて株価を下支えしている様です。
ただ、1月米小売売上高(季節調整済み)は前月比0.9%減と、1年ぶりの落ち込み幅となり、市場予想(0.2%減)も大きく下回りました。厳しい寒波やカリフォルニア州で発生した大規模な山火事の影響とみられておりますが、市場の一部では消費者マインドが悪化しているとの見方も出始めている様です。
テクニカル的にもMACDも下げ基調を強めており、50日平均線や1月13日の安値41844.89ドルから1月31日の高値45054.36ドルの上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準43828.34ドルを割り込む様ですと、100日平均線や半値押し水準43449.63ドル辺りまで下げてくることも想定されます。
マグニフィセント・セブンの株価
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