ダウ工業株30種平均
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昨晩のダウ工業株30種平均は前営業日比378.08ドル安の4万1763.46ドルで終了。
10月18日に43325.09ドルまで上昇し、最高値を更新したものの、米長期金利がジワジワと上昇し、株式の相対的な割高感が強まる中、その後は10月21日から25日まで5営業日続落。28日は反発に転じるも、10月29日から31日まで3営業日続落中。31日に41704.63ドルまで 下げる場面も見られるなど、10月7日以来の42000ドル割れで終了。50日平均線を割り込んでおります。
民主党候補ハリス副大統領と共和党候補トランプ前大統領に対する支持率が依然として拮抗し、混戦が予想される中、先行きに対する不透明感から投資家のリスクオフ姿勢が強まっている様です。
来週に米大統領選挙やFOMC(米連邦公開市場委員会)など注目イベントを控え、引き続きポジション調整の動きが中心となりそうですが、テクニカル的にMACDが下げ基調を強める中、このまま50日平均線を上回れない様ですと、8月5日の安値38499.27ドルから10月18日の高値43325.09ドルの上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準41481.63ドルを維持出来ずに、半値押し水準40912.18ドルや100日平均線辺りまで下げて来ることも想定されます。
ただ、FRBによる大幅利下げ観測は後退しているものの、FRBの利下げサイクルが継続し、米経済を支えるとの見方は根強く、安値は買い拾われそうです。また、米大統領選でトランプ氏が勝利し、連邦議会上下両院も共和党がとる「トリプルレッド」になる様だと、政策への期待感から急反発となり、最高値を更新することも想定されます。
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