NY白金(日足)
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先週のNY白金(中心限月)は、前週比30.6ドル安の965.5ドルで終了。3週ぶりに下落しております。
中国政府が相次いで景気対策を打ち出し、中国景気の回復期待が高まる中、1月7日から10日まで4営業日続伸。10日に1001.3ドルを付けるも、終値で1000ドル台を回復出来ず。改めて上値の重さが意識される中、戻り売りの展開となり、一転して13日から15日まで3営業日続落。米長期金利の上昇に伴いドル高が続き、ドル建て商品に相対的な割高感が意識される中、節目の950ドルを割り込み、16日に938.5ドルまで下げる場面も見られております。ただ、昨年12月31日の安値893.5ドルから今年1月10日の高値1001.3ドルの上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準947.4ドル辺りでは安値拾いの買いが入った様で、翌17日は急反発となり、50日平均線を突破。968.1ドルまで上昇する場面もみられております。
今週は、再度100日・200日平均線を上抜くことが出来るかが焦点となりそうです。ただ、独自材料に乏しい上に、世界の白金ETFの白金保有残高は年初から減少傾向にあり、実需の動きは鈍い様に見えるだけに、引き続き900ドル台後半では戻り売りを浴び易いでしょうか。
とは言え、中国メディアが春節前に中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率を引き下げる可能性があると報じるなど、中国の景気対策への期待感は根強く、非鉄金属は堅調に推移しております。引き続き安値拾いの買いが相場を下支えしそうです。
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