NY白金(日足)
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先週のNY白金(中心限月)は、前週比27.3ドル安の906.8ドルで終了となり、3週ぶりに反落。
相関性の高い金相場の下落が嫌気される中、9月27日に一時880.8ドルを付けるなど、9月8日以来の900ドル割れとなりました。ただ、翌28日は急反発。米長期金利の上昇が鈍化した事に伴い、ドル高圧力が一服する中、安値は買い拾われた模様。白金業界団体「ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)」が、2023年の世界白金需給は31.3トンの供給不足になるとの見通しを示す中、実需の買いも入った様です。その後、29日に一時920.9ドルまで買い進められる場面も見られたものの、高値を維持することは出来ず。
米政府機関の閉鎖が、つなぎ予算の成立でひとまず回避され、投資家のリスク選好ムードが高まる中、50日平均線超えを試す展開となるか注目されます。
一方で、引き続き金相場が調整地合いを強める中、上値の重い展開が続く可能性もありそうです。その場合、実需の買いに支えられて900ドルを維持出来るかが焦点となりそうです。ただ、中秋節・国慶節に伴う大型連休に伴い、中国勢の買いが入りづらいとの見方もある様です。
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