NY白金(日足)
↓クリックすると拡大します↓
・WPICの需給レポートはこちら
・ジョンソン・マッセイ社の需給レポートはこちら
・アムプラッツ白金生産量はこちら
・中国の白金輸入量はこちら
先週のNY白金(中心限月)は、前週比30.1ドル高の1024.5ドルで終了。3週ぶりに上昇に転じております。
中国の景気刺激策に対する期待感が後退する中、10月3日から9日まで5営業日続落。10月9日に953.0ドルまで下げる場面も見られたものの、節目の950ドルを維持したことから、安値は買い拾われて反発。
相関性の強い金相場の上昇が好感されて、一転して10日から14日まで3営業日続伸となり、1000ドル台を回復。その後は、1000ドルを挟んだ揉み合いが続いていたものの、金相場が連日で最高値を更新する中で買い進められて、18日に1027.6ドルまで上昇する場面も見られております。
中国の景気刺激策に対する過度な期待は後退しつつある一方で、前月末から相次いで打ち出されている金融緩和や財政出動などの景気刺激策の効果が徐々に出て来て、中国景気を下支えると見られております。テクニカル的にも、MACDがゴールデン・クロスとなる中、直近高値1025.8ドル(10月2日)や5月20日の高値1105.0ドルから9月4日の安値902.0ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の61.8%戻し水準1027.5ドルを上抜くことが出来るか、引き続き注目されます。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。