NY白金(日足)

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比33.8ドル安の1002.9ドルで終了。3週ぶりに反落。

相関性の強い金相場が再度上昇し始める中、白金相場も追随する形となり、10月29日に1050ドル台を回復。翌10月30日に1064.6ドルまで上昇する場面も見られております。米国が先進7ヶ国(G7)に、ロシア産パラジウム、チタンへの制裁検討を要請したとの報道を受けて、同じ白金族のパラジウムが急伸したことも好感された模様。ただ、買われ過ぎ感が強まる中で両銘柄が急落したため、白金も売られる展開となり、10月31日に993.0ドルまで下げる場面も見られるなど、10月15日以来の1000ドル割れとなりました。翌11月1日は反発に転じたものの、週明け4日は反落。986.5ドルまで下げる場面も見られております。

独自材料に乏しい中、今週は米大統領選挙やFOMC(米連邦公開市場委員会)などの結果次第で、乱高下する可能性

がありそうです。また、中国では全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会が開催されると見られており、追加の景気刺激策が打ち出されるかも注目されます。

9月4日を起点としたアップ・トレンドを割り込みつつあるだけに、50日平均線や9月2日の安値902.0ドルから10月30日の高値1064.6ドルの上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準983.3ドルを維持出来ない様ですと、短期的に200日平均線や61.8%押し水準964.1ドル辺りまで下げて来ることも想定されます。

 

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