NY白金(日足)

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比12.1ドル高の936.4ドルで終了。4週ぶりに反発に転じております。

相関性の高い金相場の下落が続く中、上値の重い展開が継続。FRBはFOMC(米連邦公開市場委員会)で、3会合連続の利下げを決定したものの、声明と同時に公表された最新のFOMCメンバーの政策金利見通しで、インフレが想定より上振れしていることを理由に2025年の利下げ回数見通しを2回と、従来の4回予想から引き下げました。FRBが「タカ派」姿勢を鮮明にしたことで、ドル高が進行。相対的にドル建て商品に割高感が生じる中、12月19日に918.0ドルまで下げる場面も見られております。ただ、元々狭いレンジで推移していたこともあり、急落とはならず。

FRBによる利下げサイクルが早期に終了するとの思惑が市場で拡がり始める中、引き続き上値の重い展開が続きそうです。900ドル割れを試すことも想定されますが、供給への懸念や南アフリカの産金コストが意識される中、900ドル付近では安値拾いの買いが入りそうです。また、値ごろ感から中国をはじめとした実需の買いも入り易いと見られております。

 

 

 

 

 

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