NY白金(日足)
↓クリックすると拡大します↓
・WPICの需給レポートはこちら
・ジョンソン・マッセイ社の需給レポートはこちら
・アムプラッツ白金生産量はこちら
・中国の白金輸入量はこちら
先週のNY白金(中心限月)は、前週比1.6ドル安の1019.2ドルで終了。小幅ながら2週連続で下落しております。
相関性の高い金相場の上昇が続く中、2月10日から12日まで3営業日続伸。トランプ米大統領は2月13日に、関税や非関税障壁の高い国からの輸入品には高い関税を課す「相互関税」の検討を関係省庁に指示したものの、関税実施が貿易相手国の調査結果が判明する4月1日以降に先送りされたため、景気の先行き不安が和らぎ、13日に一時1063.8ドルまで上昇。年初来高値を更新する場面も見られたものの、昨年10月30日の高値1064.6ドルを上抜くことが出来ず。長い上ひげを引いたことで高値警戒感が拡がる中、金が急落したこともあり、14日は大幅安で終了。1009.6ドルまで下げる場面もみられております。
今週も引き続き「トランプ発言」巡り、相場の振幅が大きくなりそうです。テクニカル的には、MACDの上昇が一服する中、このままデッド・クロスとなる様だと、上昇一服感が出て来そうですが、リースレートが高止まりする中、引き続き押し目は買い拾われそうです。
なお、NYMEXの白金価格(中心限月)を白金スポット価格で引いた値であるスワップ(EFP)レートは引き続き拡大傾向にある中、CMEのデータによるとNYMEXの白金認証在庫は2月13日時点で14.99トン。前週末比0.62トン増加しております。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。